
CONCEPT & MISSION
私たちは、歯科医療を通して
患者さんに寄り添い共感することで
人として生きる喜びを創り出しています
私が大学院4年生の時、父が脳挫傷となるケガを負いました。
幸いにも命は助かり、ほぼ通常の生活ができるまでに回復しましたが、高次脳機能障害となり母とともに約10年に及ぶ介護生活が始まりました。
どんどん変化していく父に母も戸惑い、試行錯誤を繰り返しながら認知症や日々の生活の対応をしていました。
10年以上前は行政や医療機関であってもなかなか理解が得られず、暗中模索な日々を過ごしました。介護疲れ、仕事や勉強との両立、さまざまな問題に直面しました。
家族の方々の先の見えない不安やどうにもならない苛立ち、自分の当たり前と違う認知症の進行、医療の現場と介護の現場の隔たり、そして本人自身のつらさなど目の当たりにしてきました。
そのような中でも、介護している側の大変さやつらさを理解してくれる方と出会えたとき、とても心が楽になったことが今の仕事につながるきっかけとなりました。
大学で補綴(被せものや入れ歯)を専攻し、インプラントの研究をしていた私にとって、在宅医療や介護は全く未知で存在すらほとんど知りませんでしたが、暇を見つけては見学や勉強に行かせてもらいました。
そして2015年、めいデンタルクリニックを開院しました。
訪問歯科診療を通じて、患者様やご家族、介護職員様に寄り添い、患者様を中心にして一番周囲が納得いく治療やケアを提供するよう心がけてきました。
健康は日々の人生を楽しみ豊かに生きるため大切な要素だと考えています。
充実した毎日を楽しめるように、ご要望を考慮した歯科医療を提供します。
家にこもりがちな人は私たちが関わることで外とのつながりや人と関わる楽しみを思い出し、おいしく食事ができるよう歯科医療を提供することが私たちの役割と考えています。
どんな状況でも人として人生を楽しみ、喜びを感じ、生きていて良かったという想いを胸に天寿を全うできるお手伝いができるよう歯科医療を通して社会貢献していきたいと思います。

思いをカタチにする、私たちの取り組み
1
「自然のままに」を理想とする診療
人が人として、本来ある姿や自然の状態でいることを価値観として大切にしています。それは無理を強いたり、その患者さんにとって不自然なことを押し付けるのではなく、「本当に必要な適切な処置」を行うことと考えています。
持てる技術はそのために活かしたいと思うのです。
2
安心とリラックスを生む「寄り添いマインド」
誰かが自分のことを気にしてくれている。自分のことをわかってくれている。
それは老若男女を問わず、きっと誰もが望んでいること。
私たちはシンプルに「寄り添う」ことを大切にしています。お互いに立場をこえた「つながり感」を持てるような「声がけ」をさせていただいています。
3
専任スタッフによるワンストップケア
特に訪問診療において、定期的なご訪問をさせていただくため極力「専任の担当者」が関われるよう配慮しています。ご相談から問題解決まで一貫して当院として、また一人の人として関わらせていただくこと。それが利用者様にとって何よりも安心感をつくることにつながると考えています。